企画名

宇宙医学:宇宙滞在時における生理学・医学的観点からの考察
 

参加教員

教員名 所属 職名
寺田昌弘 理学研究科サイエンス連携探索センター 特定准教授
鶴剛 理学研究科物理学第二分野 教授
浅井歩 理学研究科附属天文台 准教授
神崎素樹 人間・環境学研究科 教授
萩生翔大 人間・環境学研究科 准教授
森山真衣 人間・環境学研究科 助教
田中邦彦 岐阜医療科学大学 教授
徳丸治 大分大学 教授
 

企画の概要

 現在、国際宇宙ステーションでの宇宙飛行士の滞在が行われているが、今後はアルテミス計画など月面周回軌道上への宇宙飛行士の長期滞在や有人による月面活動の再開、さらに将来的には火星への有人活動などこれまで以上に人が宇宙に長期間滞在する機会が増加する状況である。そのような中、宇宙滞在時の宇宙環境(微小重力、宇宙放射線など)によって、我々の人体にどのような影響があるかを正しく正確に理解することが、極めて重要になる。特に微小重力においては筋骨や循環器系への影響、宇宙放射線においては人体影響や居住装置への影響などについて学ぶ。そのため、人工重力装置の適応や宇宙天気予報の活用、人工衛星などの放射線対策技術の応用なども視野に入れて学習する。このSGでは、宇宙医学研究に関する研究室訪問ならびに講義受講などを経て、将来有人宇宙活動へ貢献できる知識を身に着けることを目的にする。また、宇宙医学的知識を、その他の研究・教育分野に活用できる能力の習得も期待する。

実施期間・頻度

前期:学内の宇宙環境に対する研究を行っている研究室の見学を実施する。宇宙医学に関するセミナーを定期的に開催する。
後期:有人宇宙医学講義(大学院横断科目、水曜3限)の受講を行い、宇宙医学に関する基礎知識を習得する

TA雇用の有無

有り

その他、特記事項など

宇宙環境に対する人体への影響について、興味のある者の参加を歓迎する。宇宙医学の基礎知識を学び、将来の研究活動やキャリアパスにつなげてもらう事を期待する。

問い合わせ先

terada.masahiro.2m*kyoto-u.ac.jp
(*を@に変えてください)